自分のやりたいことって何だろう?一生分悩んだ半年間。
よりよく生きたいと思っている人に受けてほしい。
ありのままの自分を受け入れることから始めてみよう。
伊藤 康佑
Kosuke Ito
北見工業大学4年(2022年当時)
愛称:コウスケ
Q: Ezofrogsで取り組んだことを簡単に教えてください。
僕は、VRで謎解きをする、VRの脱出ゲームのようなものを作りました。
社会課題である「孤独」をテーマにして、孤独な人たちをVR上でつなげたくて。僕は横浜から北見に来て、地元の友人たちと離れてしまったので、その友人たちと気軽につながりたいと思って作ったサービスですね。
もともと何か問題が与えられて、ヒントが与えられて、答えを考える…みたいなことが好きでした。
これを何かに活かせないかなと考えて、VRで遠くの人とつながることに行きついたんです。
Q: Ezofrogsに入った理由について教えてください
色んな起業家の人の話を聞けたり、そういう人たちのサポートを受けられるという話だったので、話を聞くことで何かいい刺激があるんじゃないかと思ったのがきっかけですね。
実際にいい刺激にはなったんですけど、結構僕は色々あって…(笑)。
プログラムの途中、Ezofrogsを辞めようと思ったこともあります。
当初思っていたいろんな人の話を聞くことが、Ezofrogsのメインの活動ではないということに気づき、自分のやりたいことに向けて自分で行動に起こさなければならないことが、Ezofrogsに入ってからぶつかった一番最初の壁ですね。
自分のやりたいことって何だろう?ということが、わからなかったんです。
Q:大変だったことは何ですか?
当時は社会課題の解決に問題意識を持って取り組んでいたので、社会課題を解決するエライ人になりたい、と思っていました。
自分は大学生でバリバリ頑張って、経営を学べば社会課題をバンバン解決できるでしょ!という慢心があって…。
何かサービスを作るうえでは社会課題は重要ではあるんですが、Ezofrogsのプログラムを通して「この社会課題にそこまで興味がないな」ということが何回もあったんですよね。
やっぱり重要なのは、『自分がどれだけ意志を持って取り組めるか』に行きついて。じゃあそれって何?となったのが一番辛かったところですね。
自分が考えたことを進捗報告する時間があったのですが、そこでメンターさんに「コウスケは何がやりたいの?」って言われたんですよね。
その時は課題ありきで、課題を見つけることだけに集中していたので、自分がやりたいこととか、取り組めることを見つけるってそんな簡単なことじゃなかったんだなぁと気づきました。
Q: 悩んだ結果、自分のやりたいことは見つかりましたか?
事業とかサービスとか言う前に、自分にあるモヤモヤとか、課題とか、自分の特徴を理解するところから始めるべきなんだな、ということに気づきました。それが「何か」を探すのが一番大変でしたね。
完全にこれっていうモノはまだ見つかっていないですけど、「自分が何をしたいのか」と、それをして「どう生きていきたいか」を考え直して。
今は、自分の好きな「謎解き」で生活できる道に進んでいきたい、というのが自分の中での答えですね。
Q: 自信を持つようになったきっかけは何ですか?
帯広の合宿でお会いした、酪農関係で事業をされている安藤さんという方が「コウスケは何がしたいの?何のためにやってるの?」と話しかけてくださって。「自分の考えや判断に、善悪をつけてはいけないよ」と言ってくれたんです。
その言葉で、自分への期待が自分の中ですごく高かったことに気づきました。
自分で自分を高く見積もる必要はなくて、ありのままの自分が大事なんだなと気づいたら、自然とそれが心地よかったし、楽しかった。
周りに今まで気をつかっていたんだなと気づけて、モヤモヤが晴れた瞬間でしたね。
Q:Ezofrogsに参加して変化したことや、成長したことは何ですか?
サークルの友人とか研究室の同僚にも、自分の思ったことをもう少しはっきり伝えてもいいかなと思うきっかけになりました。
友人は自分がどういう人間か、今までと大分イメージが変わっていると思いますし、自分のことをより理解してくれているのかな、と。
ありのままの自分を受け入れるって難しいんですけど、ちょっとそれができるようになったという意味ではよかったなと思います。
Ezofrogs活動中の半年間は一生分悩んだんじゃないかな。それだけ真剣に取り組めましたね。
自分にとって重要な機会だったし、辞めずに、自分にそういう機会だって気づくことができたのは、メンターさんのおかげだったり、自分がいろんな人に相談したり、話を聞いてもらった結果です。
自分の中で糧になって、重要な要素になっているという点では、すごくいいプラグラムです。
Q: これからやりたいことは何ですか?
これっていうものをEzofrogsの中で見つけられたとは思っていなくて。
最後に発表したサービスも、発表会を後悔しないように迎えるためにつくったサービスというのもあるので、今後についてはこれからチームメンバーと話していきます。
自分の中で、謎解きを仕事にしたいというのは変わらないので、謎解きでお金が稼げるようになる方法を模索しています。
Q: 未来のfrogs生に向けて一言お願いします!
よりよく生きたいと思っている人には、ぜひ一度受けてほしいプログラムだなと思います。
やりたいことを見つけられるかは本人次第なんですが、それを本気で見つけようと思ったときに、真剣に悩んで、もっと自分の人生をよりよくしたいと思うなら、メンターの人たちは全力で答えてくれます。
人生において悩んだり、自分一人だけじゃわからない、自分だけで決めることも難しいこともあると思う。
そういう時に人の助けが重要なんですけど、その助けてほしいという願いに全力でコミットしてくれるのがEzofrogsの人たちかなと思います。
僕は入ったらいいと思いますとはあまり言いたくないんですよね...(笑)、色々大変なこともあるので。
ぱっと進められるものじゃないし、やりきるもやりきらないもあると思うんですけど、僕自身はEzofrogsに入ったのは成功だと思っているので、悩んでいる人たちにはおすすめしたいプログラムです。
ぜひ一回考えてみて頂きたいなと思います。